悪疫退散復興祈願八代サプライズ花火
こんばんは
今年も残すところ僅かとなりましたね
皆様にとって2020年はどんな年でしたか?
2020年1月下旬に奈良の若草山の花火を撮影して帰宅した辺りから新型コロナウイルスの患者が出始め現在まで至っておりますが、まさかこんなことになるとは誰もが思っていなかったと思います。
コロナも恐ろしいけど追い打ちを掛けるかのように、令和2年7月には集中豪雨が九州を襲いました。
中でも、熊本県八代市では国の激甚災害に認定されるほど被害が出てしまったことをご存じでしょうか?
コロナの影響で全国の花火大会が相次いで中止となる中、10月に開催される予定だった「やつしろ全国花火競技大会」も同様、一時は11月に延期となりましたが、コロナが収束できないのと、7月の豪雨の影響で会場が使用困難な状態となり花火大会は中止となってしまいました。
それでも八代花火の実行委員会は坂本町などの復興を願うと共に、被災された皆さまに何かできないかと考え、12月19日に「悪疫退散復興祈願 八代サプライズ花火」を打ち上げることになりました。
今回は、サプライズ花火の開催を公式HPで告知されましたが、新型コロナウイルスの感染症対策として、打上場所は八代市内の複数箇所とだけ書かれており非公開とされておりました。公式では花火のライブ中継も行っておられたようですね。
事前になにかの情報が耳に入って来たとしても貴方だけの胸にしまい拡散しないで欲しいです。
確かか確かでないのか分からない情報を拡散されてしまうと最悪な場合、花火の打ち上げが出来なくなる可能性もあるということを知っておいてほしいです。
密にならないように打上場所を非公開にしているというのは、それを前提で花火の打上許可が出ているのと、警備を配置していなかったり、屋台は元より簡易トイレもなかったりもするので、大勢の人が詰めかけると大変危険な状況になることがお分かり頂けるかと思います。万が一事故でも起きてしまうと本末転倒です。
花火師さんたちは、花火が好きな人はマナーがいいと信じておられますので、ワタクシたちも大人の対応をしたいと思っております。
八代市内にはお昼前に到着しました。撮影候補地に行き軽くお昼を済ませ、花火のメイン会場に行ってみました。
メイン会場の打上場所の中洲は豪雨により地形が変わり果てており、尺玉や5号等(15号の筒は目視できず)の筒はJR新八代駅寄りのエキサイティングシート付近の位置に設置されておりました。
手前にある構造物を見て頂くとお分かりいただけるように、あちこちで濁流により破壊された物が散乱しており災害の爪痕が今も残っておりました。この破壊された構造物を見たとき、いかに災害が大きかったのかを思い知らされました。
素人が見ても河川敷の復旧には、それ相当の時間が必要だと・・・
メイン会場を後にしてスターマインの打上場所に行ってみました。
対岸に到着した時には既に筒場が設置されており、50m毎に5か所と、その奥に大玉の筒が見えました。
風向きはすこぶる順風なので、第一候補地を捨て、こちらで撮影することにしました。
<花火データ>
悪疫退散復興祈願八代サプライズ花火
日時:2020.12.19 18:00~18:30
場所:八代市内複数箇所より打上
担当花火師さん、唐津煙火さん、津山花火さん、太洋花火さん
災害が酷かった坂本町より花火がスタートし、スターマインの会場とメイン会場(尺玉メイン15号含む)リレー方式で打ち上げられました。
新港町では、尺玉入り200mワイドスターマインとラストに2尺玉ありでした。
奇麗な夕焼け空の下、復興花火がはじまります。
音楽はないもの花火が始まる合図のグリーンのワイド展開のトーチが点滅し始めると更に期待が膨らみます。
八代のオープニングを担当している唐津煙火さんの、元気になって貰いたいという想いがいっぱい詰め込まれた美しい花火が上り出した。
確認用の動画をご覧ください。
静止画です
打上げ前には結構な人が集まり、約10分間の復興花火を堪能されておられました。
スターマインが終わって、なるべく尺玉が見えるような場所まで移動を試みましたが軽い渋滞にハマってしまい、車の中より尺玉が数発見えた程度でした。
花火が早く始まったお陰で、18:00~限定60食のカレーの振る舞いに間に合うという特典付きでした🍛
GOTOトラベルの恩恵も受け格安でホテルに宿泊できて、早朝から無限列車と戦って激寒の八代のロケハン等の疲れを和らげる日奈久温泉にも入れた。
花火が早く始まると夜の有効活用ができるので良いですね。
このサプライズ花火を見た人たちは、少しでも元気が出たのではないでしょうか
がんばれやつしろ!
ではまたー